2014年12月14日日曜日

【FUSION IP-Phone SMART】 SMARTalk から CSipSimple へ乗り換え そして、楽天でんわと連携 

先日Nexus5をロリポップにアップデートした際に、SMARTalkアプリが起動できなくなってしまいました。
現在はすでに対応されて起動できるようになっていますが、1ヶ月間ほど電話ができなくなるのは非常に不便ですし、FUSIONのサポート体制にも疑問を感じたので、代替アプリに切り替えることにしました。
元々SMARTalkも海外アプリのOEMなので、アカウントとパスワードを入力すれば他のアプリも使えるし、使い勝手もよくなるんですよね。

代替アプリの選考基準として、

①電池持ち
②アンドロイドの標準電話アプリとの統合
③携帯の電話番号とIP電話との併用

の3点を重要視したんですが、これらの基準を満たしているのは私が試したアプリの中ではCSipSimpleしかありませんでした。


電池持ちに関してはSMARTalkの方が優れていて、さすがプッシュ通知に対応しているだけはあるなと思ったんですけど、CSipSimpleもアプデしたおかげで電池持ちが飛躍的に向上したみたいです。
実際に使ってみると待機電力もほとんど消費しません。

あまりに電池持ちが良いので、バッググラウンドで終了しているんじゃ無いかと思い、スリープ中に着信応答ができるかを実験したんですが、全く問題なく着信できました。
メモリ消費量も少ないし、これなら発着信にも使えそうです。

通知エリアに常駐しないという点も良いですね。

SMARTalkはバッググラウンドで終了しないように通知エリアに常駐する設計になっているんですが、ロリポップになると通知エリアがロック画面で表示されてしまうので、見た目が悪くなります。

標準電話アプリと統合できるという点もSMARTalkには無い便利な機能です。
統合するとCSipSimpleを起動する必要も無いし、標準の電話帳アプリも使えるから、普通の携帯電話のような感覚で使えます。


IP電話を使っている人の中には、携帯電話の電話番号も併用して使っている方もいると思いますが、私もその中の一人で、SMARTalkを使っているときも標準の電話アプリと併用して使っていました。
ただIP電話の最大の利点はなんといっても電話料金が安いことなので、なるべく普通の電話回線は使いたく無かったんですよね。
なので、携帯電話回線を使うときは楽天でんわを使っていたんですが、このアプリは発信する電話番号に0063などのプレフィックスをつけるだけのアプリなので、SMARTalkと併用する場合はPrefixerというアプリを使って併用していました。
Prefixerは電話回線や電話番号によって発着信する電話番号に番号を付加するというアプリで、IP電話と標準の電話アプリを使い分けできるというアプリです。詳しい説明はすりごまドットコムさんのページに詳しく書かれています。

このアプリは非常に便利だったんですが悲しいことにCSipSimpleと併用して使おうとすると、バグって使い物になりません。
番号にプレフィックスをつけるアプリも探さなくちゃなと思っていたんですが、CSipSimpleの設定をよく見ると、プレフィックスをつける設定もあることが分かりました。
この設定をすれば、標準の電話回線を使うときは楽天でんわを使うこともできるし、IP電話を使って発着信もできるようになってしまう訳です。
FUSIONの回線は0120のフリーダイヤルや緊急回線には発信できないので、これらの電話番号にかけるときは標準の電話回線でかけるように設定しておくと使い勝手が良いと思います。


CSipSimpleについて優れている点を書きましたが、設定が非常に難しいので初めてだと取っつきにくいかもしれません。
コーデックやらプロトコルやらを設定しないと遅延や音質が悪く、使い物にならないので、その点は純正のSMARTalkが優位な点ですね。
私が参考にしたのはとまむ感想さんのページですが、この設定だと着信が上手くできなかったので、ネットワークの発着信の設定は3G、WIFIをすべてチェックしないといけないようです。


SMARTalkよりは設定が難しいですが、一度設定してしまえば使い勝手が良いので、色々いじるのが好きな人は試してみると面白いかもしれません。

2014年12月6日土曜日

Nexus5をAndroid 5.0(Lollipop)にアップデート メモリと節電

先日Nexus5をLollipopにアップデートしました。

操作方法が変わり、特に通知系がロック画面から確認できるようになり、かなり使いやすくなりました。

ただ、アプデ直後はメモリリークが起きてシステムのメモリ占有率が非常に高くなり、原因不明の電池消費にも出くわしました。

メモリリークと電池消費は契約しているキャリアや端末の環境にも依存しているようなので、参考になるかは分かりませんが、効果があったと思われる方法を記録の意味も込めて書いておきます。



①メモリリーク対策
Wipe Cache Partitionを実行する

これは確実に効果がありました。wipeする前はシステムのメモリが500Mぐらい使ってたのが、実行後200Mぐらいに減りました。

実際の操作方法についてはLaboratory of Scarletさんのページを参考に行いました。

実行中は画面が全く切り替わらず、進捗具合も表示されないまま15分以上待たされるので、故障したかと焦りますが、辛抱強く待つと再起動画面が出て、無事に終了しますのでご安心を。

再起動後はシステムのメモリが大幅に減りますが、使っていくうちにメモリリークが生じるみたいなので、Googleからのアプデを待つか、定期的に再起動するかした方がいいみたいです。


②Wifi対策
kitkatの時はそうでも無かったんですが、LollipopはWiFiのスリープが正常に動作しないで、待機電力を消費するみたいなので、スリープ時にWiFi接続を切断するように設定します。

方法:
設定>Wi-fi詳細設定>スリープ時にWi-Fi接続を維持>スリープにしない
に設定

設定ではスリープにしないになっていますが、これは日本語の翻訳ミスらしく、スリープ中にWiFi接続を維持しないというのを誤訳しているみたいです。

これを行うことでWiFiの待機電力消費量は削減できます。
WiFiは定期的なスキャンを実行して現在地を割り出す時も使われていますが、設定のスキャンを常に実行するにチェックを入れていても電池の消費には特に変化が無いみたいです。

③Smart Lockを解除
LollipopからSmart Lockと呼ばれるロック画面を解除するのに便利な機能が追加されました。
これは特定の機器をbluetoothで接続したり、本人の顔認証や特定の場所に居た場合にロックを自動的に解除してくれる大変便利な機能ですが、これをオンにするとめちゃめちゃ電池を消費します。

将来的には電池消費を抑えて使えるようになることを願いますが、現在(2014/12/06)ではまだ使える状態ではないので、解除しておく方が良いでしょう。

方法:
設定>セキュリティ>Smart Lock
からすべてオフに

また、Smart Lockを動作させるサービスも環境によっては電池消費に関わるようなので、設定の信頼できるエージェントからSmart Lockを解除しておくと良いかもしれません。




特に効果があった電池の節電対策とメモリ対策を挙げておきましたが、この他にもMVNOのSMS無しを使用している方はセルスタンバイに問題があるようなので対策はすべきでしょう。これはkitkatから続くバグのようですが、Lollipopでも改善されていないようです。

またアプリが電池消費に関わっていることもあるので、アプリごとに電池消費を比較して対策することも効果的と思われます。